ダイバーシティを実現するアクセシビリティの基礎と実践 #devio2020 #a11y
あなたが開発したアプリケーション、実は使えなくて困っている人がいるかもしれないです。 そのような問題を扱う「アクセシビリティ」について、それは何なのか、なぜダイバーシティの実現に必要なのかをご説明します。
現在、クラスメソッドの年次技術イベント「Developers.IO 2020 CONNECT」を開催中です!期間は2020年6月16日(火)から7月7日(火)、テーマごとに7日間の日程に分けて開催しています。ビデオセッションは100本以上用意されており、ライブセッションもご覧いただけます!
3日目の6月23日のテーマは「ソーシャル、IoT、クラウドがもたらすUX」。ここで、「ダイバーシティを実現するアクセシビリティの基礎と実践」という動画を公開しました。
セッション概要
あなたが開発したアプリケーション、実は使えなくて困っている人がいるかもしれません。
そのような問題を扱う「アクセシビリティ」について、それは何なのか、なぜダイバーシティの実現に必要なのかをご説明します。
iOSを例に、実際に Xcode で開発しているアプリのアクセシビリティの問題を確認し修正するデモもご紹介します。
動画(48分弱、日本語字幕あります)
セッション資料
セッション内容
イントロダクション
自己紹介
今回お話すること
1. アクセシビリティとは?
- 単語の意味
- 多様なユーザーとは
- 多様な利用環境や利用シーンとは
- イソップ童話のたとえ
2. なぜアクセシビリティ?
アクセシビリティに取り組む4つの理由
- 法律上の要請と訴訟リスク
- 障害者差別解消法
- アクセシビリティは人権である
- 国連の『障害者の権利に関する条約』
- 障害者福祉: 障害の社会モデルの一部であるため
- 障害の個人モデルと社会モデルについて
- ダイバーシティ経営の実現に必要不可欠
- ダイバーシティ経営について
3. アプリデザインとアクセシビリティ
- 色のコントラスト比について
4. 「支援技術」と iOS の VoiceOver について
- 「支援技術」の意味
- iOSの「アクセシビリティ」機能の概要
- VoiceOverの操作デモ
5. スマホアプリのアクセシビリティ向上の例
Xcodeの "Accessibility Inspector" の説明と、実際に iOS アプリケーションのアクセシビリティをチェックして、改善する例
6. アクセシビリティ向上とマーケット
障害当事者、高齢者の人口を確認し、マーケット拡大の観点からアクセシビリティ対応は有意義だということ
まとめ
プレゼンの内容としては、以前から何度かイベントで話した内容がベースですが、従来現地に参加いただけなければご覧いただけなかったデモセッションも動画に収録することができました。
また、日本語字幕も省力化しながら公開時点から付与できたことも改良点かと思います。この点は、使ったツールなどを後日ご紹介できればと思います。